あなたが私を見つけてくれた

魂の相手との出逢いを通じて、日々感じることを綴っています。

自分に寄り添う

私は幼い頃から内弁慶で、外では猫を被ったように大人しかった。

根はわがままなのに、常に人の目を氣にするところがあった。

いつも不安で、緊張して楽しめず、学校生活のほとんどが苦しくて辛かった。

成長して社会に出ても、他者とのコミュニケーションに悩み続け、

ずっとずっと生き辛さを感じてきた。

そんな私でも、数人の仲のいい友人はいた。

友人達のお陰で、私は楽しいことも経験できたし、夫とも出会うことができた。

 

ずっと抱えて生きてきた、他者の目を氣にするところ。

夫と出逢って結婚し、家族が増え、様々なことも経験してきた中で、

私も強くなったと思うけれど、

他者の目を氣にするところはあまり変わっていなかったと思う。

それなのに...

彼と出逢い、自分に向き合うようになって、

時には苦しくて仕方がないけれど、私の中が少しずつ変わっていった。

今までの窮屈さが解放されたようだった。

 

寒色系が好きだったのに、ピンクやオレンジといった暖色系が

好きになり、何かを買うときには、人の目ではなく、

自分はどれを身に着けたいのか?

本当に望むものはどれだろう?

と、自分の氣持ちに寄り添うようになった。

本当に望む物が、私の周りに少しずつ増えていき、

好きな物や好きな事に囲まれるようになった。

朝、窓を開けて空を見る。

空に見惚れる。

今までは時間に追われ、目の前のことに一生懸命だったけれど、

目線を変えれば、日常にはこんなにも素敵な景色が広がっている。

慌ただしい毎朝だけれど、

こんなふうに一瞬立ち止まることで、幸せを感じられている。

自分が望む未来を生きていきたい・・・

 

ちょっと苦手だった人も、自分に寄り添うことで徐々に氣にならなくなった。

本当に、不思議な感覚だった。

心が穏やかで凪いでいる。